こんにちは!車いすを使った競技も増えてきて東京パラリンピックも盛り上がっていますね^^
車椅子を使った競技は射撃や卓球、車いすテニス、車いすラグビー、ボッチャなど数多くありますが、中でも人気があるのは車椅子バスケットボール。
1960年のローマ大会からの競技なので歴史が長いの人気の理由ですね^^
今回は車椅子バスケットボールの障害の種類や対象者、クラス分けについて調査しました!観戦予定の方は参考にしてくださいね^^
もくじ
車いすバスケットボールの障害の種類は?
とりさん
車椅子バスケットボール選手の障害の種類はどうなっているのでしょうか?
以前、「障害の基準が不十分な選手がおり、公平性に欠ける」「東京パラリンピックから除外される」というニュースがありました。
プレイする選手の障害の種類はプレイの中立を保つために基準があります。
上記の基準は国際パラリンピック委員会の基準です。
「基準を10種類に絞ることで、価値あるパラリンピックが開催できるのです。グレーゾーンはありません。白か、黒かです。」
(引用:NHKパラスポーツインタビュー)
客観的、明確な基準が東京パラリンピックのために発表されました。
この基準、IWBF(国際車いすバスケット連盟)との基準とは違うようです。
その発表により、出場できなくなった選手も数多くいました。
日本人女子車椅子バスケットボール選手を含めて9人が基準から外されました。
イギリス、ポイントゲッターで活躍したジョージ・ベイツさんなどです。
障害の度合いは個人で違い、痛みや状態を数値化することは難しいのが現状なんですね。
今後、医療技術の進歩により基準も変わってくる可能性もありそうです。
車いすバスケットボール対象者は?
とりさん
選手の大まかな障害は
・脊髄損傷
・切断等下肢に主な障害
です。
手の障害の有無は特に基準はないようです。
けれども、足が動かないだけではなく、背中の筋肉や腰の筋肉なども動かすことができない場合もあります。
反対にお尻の筋肉が使える場合もあるので、選手によってクラス分けをされています。
車いすバスケットボールのクラス分けは?
クラス分けはどのようになっているのでしょうか?
パラリンピック日本選手もチェックしながら見ていきましょう!
クラス1.0
障害の度合いが一番重いです。ハイポインターがドリブルやシュートを打てる状態を作りだすためのプレイが魅力です。
車いすを巧みに操り相手チームをブロックしたりガードしている献身的な選手の活躍があり得点につながります。
特徴 | 2020パラ選手名 |
・重度な脊髄損傷
・大幹を使って向きを変えることができない ・背中の筋肉や腹筋が機能しない ・背もたれから離れたプレーができない |
岩井 孝義(1.0)
川原 凜(1.5)
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クラス2.0
ローポインターとしての役割をしつつ、世界レベルの選手はシュートも正確。
体をひねることができる選手もいるのでシュートやパスもでき、幅広く活躍する可能性も秘めています。
今回、日本では鳥海連志選手の活躍が目立ちますね^^
特徴 | 2020パラ選手名 |
・前に傾くことはできる
・大幹を使って向きを変えることができる ・腹筋、背筋の機能がある程度は残っている ・側面への動きはコントロールができない |
豊島 英(2.0)
藤澤 潔(2.0) 赤石 竜我(2.5) 鳥海 連志(2.5) |
クラス3.0
2.0よりも上半身の動きが活発にできますが、側面の動きはできません。
特徴 | 2020パラ選手名 |
・下肢にわずかな筋力がある
・足を閉じることができる ・骨盤固定が可能 ・深い前傾から上体を起こすことができる ・第2腰髄から第4腰髄損傷の選手 ・両大腿(ふともも)切断者で断端長が2分の1以下の選手 |
古澤 拓也(3.0)
香西 宏昭(3.5) 秋田 啓(3.0)
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クラス4.0
コート上の選手5名の持ち点を合計14点以内にしなくてはいけません。
持ち点が高い選手は同時に出場すると点数が高くなるため、点数のバランスを取りながら出場します。
ハイポインターとしてドリブルや速攻で攻めるプレイをしシュートにつなげます。
特徴 | 2020パラ選手名 |
・股関節の筋肉が残っている
・大幹を使い片側へ側屈運動ができる ・ 第5腰髄以下の選手 ・両大腿(ふともも)切断で断端長が3分の2以上の選手 |
森本 怜央(4.0)
宮島 徹也(4.0) 髙柗 義伸(4.0)
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クラス4.5
特徴 | 2020パラ選手名 |
・大幹バランスがとれる
・安定して左右前後に上半身を動かすことができる ・軽度の下肢障害や脊髄損傷 ・片大腿(ふともも)切断で断端長が3分の2以上の選手 |
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終わりに・・・
パラリンピック車いすバスケットボールの障害の種類や対象者、クラス分けについてお伝えしました。
急に対象者から外れた選手や車いすバスケットの障害の種類に当てはまらず他の競技に転身する選手もいます。
また、手が自由に使える選手が活躍していることが多いです。
1人よりみんなで!というプレイでチーム一丸となってゴールを目指す姿はとても感動します。
今後も注目していきたい競技ですね^^
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!